国際学部と教養学部の学生有志が「GLOBAL FESTA JAPAN2023」に参加し、ブルンジ産のコーヒー豆をアピールしました


国際学部国際学科と教養学部国際学科の学生有志が9月30日と10月1日に東京国際フォーラムで開催された「GLOBAL FESTA JAPAN2023」に、ブース「ブルンジ・コーヒー・プロジェクト」を出展しました。このイベントは外務省、独立行政法人国際協力機構(JICA)、特定非営利活動法人国際協力NGOセンター(JANIC)の共催により、毎年、国際協力の日(10月6日)に近い週末に開催されているもので、国内最大級の国際協力イベントです。今回は「世界をつくる国際協力。仲間は多い方がいい!」をテーマに、NPO/NGO、国際機構、青年海外協力隊、大使館、大学、財団法人、企業など、官民さまざまな団体が参加しました。

当日は、国際学部国際学科のセッション科目である「Global Study Tour B」(担当教員=荒木圭子教授・同学部長)を受講し、夏季期間中にアフリカ・ブルンジ共和国で研修した学生を中心に、同プロジェクトに参加している教養学部国際学科の学生有志を含めた12名が分担してブースを運営。同国の農家と「真のフェアトレード」の達成を目指して取り組んでいるプロジェクトについて説明し、コーヒー豆を販売しました。

 

都倉冴里さん(教養学部3年次生)は「ブルンジのコーヒー豆のおいしさを知っている人が何人も訪れて豆を買ってくれました。これからも多くの人に紹介したい」と笑顔。佐藤光さん(同)も「ブルンジのことやフェアトレードについてよく知っている人たちと意見交換ができてよかった」と目を輝かせていました。コーヒー豆を購入した来場者は、「珍しいブルンジのコーヒー豆が手に入れられてうれしい。学生たちが携わっていることに驚くとともに頼もしいと感じました」と話しました。ブースには教養学部国際学科の卒業生たちも来場。2010年に荒木教授の引率でルワンダを訪問したという卒業生は、「観光目的ではなくアフリカの国に滞在するプロジェクトに参加するのは貴重な経験となり、社会に出てからも役立っています。私自身、アフリカを訪れて人生観が変わった。後輩たちにはこれからもどんどん挑戦を続けてほしい」と話しました。

 

荒木学部長は、「国際協力やフェアトレードについて学ぶにあたり、このように国際支援のプロフェッショナルばかりが集うイベントに参加するのは大変よい経験になります。出展の準備からプロと関わり、時には厳しい言葉を受けながらも自分たちの活動ややりたいことを説明する難しさを知ることは、ブルンジの人たちに対する責任を実感することにもつながる。参加した学生たちがキャンパスに戻り、こうした活動をより多くの学生に伝える役割を果たしてくれることを期待しています」と話しています。