電気自動車・燃料電池車・ソーラーカー製作講習会を開催しました


東海大学では2月25日に、日本太陽エネルギー学会と「電気自動車・燃料電池車・ソーラーカー製作講習会」を高輪キャンパス講堂で主催しました。この講習会は、ワールド・ソーラーカー・ラリー組織委員会が始めたもので、本学では1999年に代々木キャンパス(現・渋谷キャンパス)講堂で開かれました。2004年以降は日本太陽エネルギー学会と本学による主催へと発展し、今回で20周年を迎えました。21年と22年は、COVID-19の影響でリモートのみの実施となりましたが、23年は対面とリモートのハイブリッド形式が採られました。当日は、対面81名、リモート153名の合計234名の参加者(登壇者を含む)が、会場とZoom上に集まりました。

 

当日は、日本太陽エネルギー学会の池田祐一事務局長の挨拶に続いて、東海大学ソーラーカーチームのテクニカルディレクターを務める池上敦哉氏(ヤマハ発動機)の講義からスタート。仲岡孝晃氏(東郷製作所)、斉藤純准教授(玉川大学)、田村俊介氏(Team BIZON)、小吹佳志教諭(星翔高等学校)、藤澤徹准教授(神奈川工科大学)による講習があり、最後に工学部機械システム工学科の木村英樹教授が登壇しました。木村教授は「バッテリーの使い方」を中心に、性能の引き出し方や安全面での注意点などについて解説しました。

 

東海大学ソーラーカーチームのメンバーである小田侑斗さん(工学部航空宇宙学科航空宇宙学専攻3年次生)は、「今年はBridgestone World Solae Challengeへの参加を目指し準備を進めており、今回の講習会でさまざまな講師のお話が聞けたほか、意見交換ができて非常に充実した会となりました」と話していました。木村教授は「長年にわたって持続可能な社会を構築できる創エネ・省エネ・蓄エネに携わることができる人材育成という観点から講習会を継続してきました。これからも引き続き、時代のニーズに即した新しい技術について共有する場を提供したい」と語っていました。