健康学部の学生が秦野市民を対象とした「健康バス健康測定会」を実施しています


健康学部健康マネジメント学科の学生が8月上旬から11月にかけて、秦野市民を対象とした「健康バス健康測定会」を実施しています。本学科の開講科目「フィールドワークAB」のプログラムの一環で、健康測定機器を積んだバスで公民館などを巡り、健診の受診促進や健康意識の向上、啓発を目指すもので、本学科が同市と連携して展開しています。学生たちは事前学習として、健康状態の維持・改善に向けて地域が行っている活動事例の調査や測定機器の扱い方を学び、測定会の予行練習にも取り組みました。

 

 

9月8日に秦野市立上公民館で開催した測定会には、22名の地域住民が来場しました。今年度3回目の開催で、1回目は大根公民館にて48名、2回目は東公民館にて46名が来場しました。10名の学生が、体組成と骨密度、血管年齢、血圧を測定したほか、合図とともに椅子から立ち上がる際のパワーとスピード、バランスを評価する運動機能分析器の測定結果を説明し、運動に関するアドバイスも担当しました。さらに、秦野市の保健師や管理栄養士による測定結果の個別説明に同席し、健康指導の方法についても学びました。来場者は、「近所の公民館で自分の健康状態をチェックしてもらえて非常にありがたい」「学生さんが親切に接してくれてうれしかった」と話していました。

 

指導にあたる柴田健雄講師は、「実習で現場に出た際に、保健師や管理栄養士の方がどのように測定結果を説明しているか、実際に見て学んでもらうことがもっとも重要です。将来、自分がどのような形で健康指導に携わるか考えるいい機会になったのではないでしょうか」とコメント。学生たちは、「測定方法をわかりやすく簡潔に説明してから測定することを心がけました。専門職の仕事を見て、自分が健康に対する知識が偏っていることがわかったので、さらに幅広く学びを深めていきたい」「さまざまな悩みを持つ受診者の方に最適なアドバイスを送るため、普段どのような日常生活を送っているかなど、事前のアンケートには書いていない情報を引き出すことを意識しました」と話しました。

 

測定会は1031日、11月2日にも実施を予定しています。