サイエンスコミュニケーターが「科学実験教室!~くるくるステンドグラス~」を開催しました


スチューデントアチーブメントセンターのチャレンジプロジェクト「サイエンスコミュニケーター」が8月11日に、東京都港区の「TEPIA 先端技術館」で「科学実験教室!~くるくるステンドグラス~」を開催しました。小学生に科学や技術を楽しく学んでもらおうと、同館が大学の公認団体や研究室の協力を得て7月から8月にかけて実施している「2023夏休みイベント」の一環として、昨年度に続いて依頼を受けたものです。当日は午前と午後の2回実施し、小学生約25名が参加しました。

 

初めに、「色がかわる!? 光の実験」と題して、学生たちが赤外線や可視光、紫外線の違いを説明するとともに、「太陽の光の色や紫外線の色は白です」「太陽の光が空中の水滴で屈折し、さまざまな色がつくられるのが虹です」と解説しました。続いて「赤と青の光を混ぜたら何色の光になるでしょうか?」「赤と緑の光を混ぜたら?」「3色全部の光だと?」といったクイズを出題し、実際に部屋を暗くして光を重ねて色が変化する様子を紹介。「赤、緑、青を重ねると白くなります」と「光の三原色」についても説明しました。その後は、「偏光板を使って蛍光灯の光を見てみましょう」と語りかけ、学生のサポートのもとで実際に体験した参加者たちは「虹が見える!」「きれい」と驚きや喜びの声を挙げていました。ブラックライト(紫外線)を当てると、お茶やトニックウォーター、レモンアメ、栄養ドリンクはどれが光るかといった実験も披露。偏光板を重ねると通り抜ける光の波長が変わり、色が変化する現象を紹介し、偏光板にセロテープを貼ってステンドグラスをつくるワークショップも行いました。 プロジェクトリーダーの清家一真さん(理学部3年次生)は、「学校の授業などだけでは得られない知識や体験できない実験を楽しんでほしいと思い、プログラムを考えてきました。小学生にも分かりやすい言葉で説明するよう心掛けました」とコメント。今回は、1年次生のメンバーも多く参加しており、「教えるのは難しいけれど、目の前で子どもたちのさまざまな反応が見られて面白い。今後も積極的に参加していきたい」と話していました。