海洋学部・静岡市連携事業「渚の植物観察会」を実施しました


静岡キャンパスで8月5日に、海洋学部と静岡市との連携事業「渚の植物観察会」を開催しました。世界文化遺産・富士山の構成資産「三保松原」で見られる海浜植物について学ぶイベントとして、静岡市環境共生課が主催したものです。

 

当日は、小学生と保護者9組18名が参加。海洋理工学科海洋理工学専攻の竹内真一教授と研究室の学生12名が講師を務め、子どもと保護者のそれぞれを対象に、海浜植物や三保の植物について講義を実施しました。子ども向けには、学生たちが分かりやすく海浜植物について説明。クイズや、学生手作りの海浜植物カードで神経衰弱を行い、ゲーム感覚で楽しく海浜植物について学ぶ様子が見られました。保護者向けには、竹内教授が海浜植物の特徴と認知度向上の取り組みについて説明しました。最後に、キャンパスの眼前に広がる海岸に移動して実際に生息する海浜植物を観察し、日ごろ見過ごしがちな海の植物の魅力や、海岸の環境を守ることの大切さを伝えました。

 

運営を担当した学生たちは、当日に向けて説明スライドや資料の準備を担当。解説を担当した海洋学部環境社会学科4年次生の小形蓮太郎さんは、「小学生に向けた解説は緊張しましたが、とてもやりがいを感じました。小学生が私の話よりもゲームの方に楽しそうに取り組んでいて少し悔しかった」と笑顔で振り返り、「この経験を今後に生かしてもっと上手な解説ができるようになりたい」と話していました。