「第8回秦野名水フェスティバル」に協力しました


湘南キャンパスの学生と教員が8月3日に、小田急線・秦野駅で開催された「第8回秦野名水フェスティバル 秦野名水版SDGs『おいしい地下水を未来につなぐ体験』」に協力しました。名水フェスティバルは、水循環基本法で8月1日に定められた「水の日」に併せて、秦野名水の魅力を発信しようと毎年開催されているものです。

改札前のステージでは、ドクターアキヤマこと工学部応用化学科の秋山泰伸教授が「名水科学実験ショー」を実施。秦野の名水とカルピスを使って人工いくらを作るといった特別実験や、液体窒素に風船やゴムボール、バナナ、花などを入れる実験も行い、来場者から拍手や歓声が上がりました。サポートした稲田彩心さん(工学部1年次生)と加藤凛さん(同)は、「初めてのステージでしたが、お客さんの反応はもちろん、秋山先生の実験を間近で見られて自分自身も楽しめました」と話していました。

駅北口2階に設けられた「展示・体験ゾーン」には、3つの団体がブースを出展。工学部応用化学科の学生たちは、実験ショーで披露したスライムと人工いくらを作るブースを設け、多くの親子連れが参加しました。教養学部人間環境学科の北野忠教授の研究室は、「出張!名水水族館」として、キャンパス近くを流れる金目川水系の魚や両生類・爬虫類を展示し、ナマズやウナギなどに触れるタッチング水族館やアブラハヤすくいも人気を博しました。ゼミ長の室賀遼平さん(教養学部4年次生)は、「もともと研究室で飼育していた生物に加え、この日のために採集してきた生物もあわせて30種以上を展示しました。きれいな川にしか生息しないカジカなどを紹介することで、秦野の名水や環境の豊かさについて知ってもらえたらうれしい」と話していました。チャレンジプロジェクト「Global Innovation Project」内のミニプロジェクト「SARTs」のメンバーは、流木を使ったアクセサリー作りのワークショップを展開。リーダーの早川大地さん(政治経済学部4年次生)は、「SDGsの達成目標『陸の豊かさも守ろう』に絡め、海岸でごみ拾いをした際に回収した流木を使った企画を考えました。世界共通の文化であるアートを通して、SDGsや木の温もりを感じてもらえれば」と語りました。SARTsのメンバーはイベント前日に、北口広場の階段に秦野市の自然観察施設「くずはの家」マスコットキャラクター「もりりん」をデザインしたアートも制作し、来場者を楽しませました。

参加者からは、「科学や生物からアートまで幅広いブースがあり、子どもが楽しそうでした。東海大学の学部の幅広さを感じました」といった感想が聞かれました。