- 研究紹介
公開日:2024/05/16
大津准教授が「スポーツと環境カンファレンス」でオープニングレクチャーを務めました
体育学部スポーツ・レジャーマネジメント学科の大津克哉准教授が、2月26日にJAPAN SPORT OLYMPIC SQUAREで開催された「スポーツと環境カンファレンス」(主催:公益財団法人日本スポーツ協会と公益財団法人日本オリンピック委員会)でオープニングレクチャーを務めました。スポーツに携わる指導者や選手、中央競技団体に加盟するスポーツ団体の関係者らが環境問題をはじめとしたSDGsの課題解決について考え、啓発・実践活動に関する最新情報を共有しようと毎年開催されています。
大津准教授は、「スポーツと環境~スポーツの心、環境と未来へ~」と題して講演。まず、地球温暖化や大気汚染、森林減少といった世界規模の環境問題を例に、「スポーツ界でもサステナビリティを重視し、現在の幸せだけでなく後世に何を残せるのかを考えていかなければなりません。東京オリンピックは環境に配慮して運営されており、再生金属を使ったメダルも話題になりました」と話しました。さらに、国際オリンピック委員会が推進するアフリカでの大規模植樹事業「オリンピックの森」や、環境への配慮を念頭に各競技で試合時間の短縮に向けた取り組みに触れ、「スポーツ愛好家は、スポーツマンシップという倫理観と社会的な影響力を持っています。だからこそ、スポーツを通じた環境問題の啓発活動を展開していく必要があり、今回のカンファレンスがその一翼を担ってほしいと考えています」と話しました。
その後、事例報告として公益財団法人日本トライアスロン連合や三井不動産株式会社、ミズノ株式会社がSDGsやサステナビリティに関するそれぞれの活動を紹介。ディスカッションでは、これまでの登壇者に加えて、オリンピアンの井本直歩子氏と小塚崇彦氏、勅使川原郁恵氏も加わり、「気候行動(Climate Action)に関する今後の活動について」をテーマに活発な議論が展開されました。
また、当日は大津ゼミに所属する学生たちもカンファレンスに参加し、「スポーツと環境」についての学びを深めました。
参考記事
公益財団法人日本オリンピック委員会特設サイト
「スポーツと環境カンファレンス」