「電気自動車・燃料電池車・ソーラーカー製作講習会」を開催しました


東海大学では2月24日に品川キャンパスで、日本太陽エネルギー学会と「電気自動車・燃料電池車・ソーラーカー製作講習会」を主催しました。この講習会は、ワールド・ソーラーカー・ラリー組織委員会が始めたもので、本学では1999年に代々木キャンパス(現・渋谷キャンパス)講堂で開かれました。2004年以降は日本太陽エネルギー学会と本学による主催へと発展。21年と22年は、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、リモートのみの実施となりましたが、23年度から対面とリモートのハイブリッド形式での実施となりました。

当日は、対面とリモートを合わせて約400名が参加。まず、日本太陽エネルギー学会の池田祐一事務局長のあいさつに続いて、東海大学ソーラーカーチームのテクニカルアドバイザーを務める池上敦哉氏(ヤマハ発動機)が講義。続いて工学院大学ソーラーカーチームの濱根洋人監督や高橋秀俊氏、産業技術総合研究所の吉澤徳子氏ら多彩な研究者が登壇し、最新の研究成果を報告しました。東海大学ソーラーカーチームからは、福田紘大監督(工学部教授)と佐川耕平総監督(工学部講師)が、昨年10月にオーストラリアで開催された世界最大級のソーラーカーレース「Bridgestone World Solar Challenge 2023」(BWSC)を振り返りながら、「2023年型Tokai Challenger」の特徴を紹介しました。当日は、和歌山大学や大阪工業大学の学生をはじめ、ソーラーカーの開発に挑戦する若い世代のエンジニアも会場に訪れており、佐川総監督は基礎知識がまとまった技術書や車体整備の効率化を図るためのノウハウなどもわかりやすく説明し、「今回の講習会で学んだことを生かすとともに、課題や悩みが出たときには連絡をしてほしい。協力して日本のソーラーカー業界を盛り上げていきましょう」と呼びかけました。

 

最後には、講習会の講演者に加え、ソーラーカーチームの木村英樹監督(工学部教授)も登壇し、来場者からの質問に回答。活発な議論が展開されました。