札幌キャンパスで活動するスチューデントアチーブメントセンター「札幌ボランティアプロジェクト」が、12月から2月までの期間、キャンパス近隣での除雪活動に取り組みました。2008年度から活動を開始した本プロジェクトは、本学札幌キャンパス周辺の札幌市南区藻岩地区、南沢地区で主に自力での除雪が困難な世帯から希望を募り、授業と授業の合間の時間などを利用して除雪作業を支援してきました。今年度は高齢者が多く暮らす真駒内道営団地内の通路やゴミステーションなども新たに活動エリアに追加しました。また、これまでの活動では移動に時間がかかり、効率性や機動性が課題となっていましたが、今年度は共同交通株式会社・札幌交通株式会社のご協力のもと、学生の移動手段として同社が運行するタクシーを活用しました。

 

各回3～10名程度のメンバーが参加し、キャンパス近隣対象世帯の自宅の通路、玄関、駐車場、キャンパス内の階段通路などの除雪活動に汗を流しました。

 

【札幌ボランティアプロジェクトメンバーの感想】

 

(国際文化学部国際コミュニケーション学科 1年次生 深澤慈虎さん)

1年次生は初めてのことばかり戸惑うこともありましたが、先輩方のサポートのおかげで順調に除雪活動ができました。私は対象世帯の方々への電話対応・メンバーのシフト作成を担当しました。電話にあまり慣れていないので緊張することもありましたが、とても勉強になりました。高齢者の方々とも話す機会があり、感謝の言葉をいつもいただき、大変励みになりました。

 

(生物学部生物学科1年次生 小林昂太郎さん)

私は道内出身者で、除雪は毎年やっておりますが、人のために行う除雪はとても新鮮でした。メンバーと一緒に行う除雪はとても楽しく、学部学科を越えたコミュニケーションがとれてとても良かったです。

 

(生物学部海洋生物科学科1年次生 三品百花さん)

埼玉出身に私にとって、北海道の雪はフワフワなイメージがありました。しかし実際は雨を含んだ重い雪、カチカチに凍った雪など雪にも種類があることに驚きました。重い雪の除雪は高齢者の方々にとって大変な負担になると思います。地域のためにも引き続き除雪支援を展開していきたいです。